近年野球部の強豪校として知られている京都国際高校。
2024年夏の甲子園で見事優勝を果たし、ますます知名度が上がっていますよね!
しかし甲子園が閉幕した今でも、京都国際高校の校歌について世間ではいまだに波紋を呼んでいます。
ここまで話題になったことで校歌を変更する可能性はあるのでしょうか?
それでは可能性について言及していきます。
京都国際高校の校歌が変更されない理由は何?
こちらの記事をお読みの皆さんはすでにご存知かと思いますが、京都国際高校の校歌は全て韓国語です。
2003年まで在日韓国人だけ通うことができる学校でしたが、2004年からは日本人も通える学校へ変わりました。
そして現在は、
- 全校生徒:131名
- 日本人:93名(71%)
- 在日韓国人:37名(29%)
日本人の割合のが圧倒的に多くなっていますね。
ではそれでも校歌が韓国語のままなのはなぜなのでしょうか?
理由は学校にお金がないから
実は校歌が全て韓国語なのも、韓国学園の時から変わっていないのだとか。
そして京都国際高校の小牧憲継監督は、インタビューで以下のように語っています。
ていうかね、そもそもの話が、(京都)韓国学園のときの校歌なんです。僕らが言われたのは、お金がないから変えられない、と。なんていう理由やと思った。
引用:Number web
また、以下についても記事に書いてありました。
京都国際の前身は1947年に創立した京都朝鮮中学校だ。しかし2000年代に入って経営難に陥り、04年に現在の校名に変更し、日本人も受け入れるようになった。
引用:Number web
つまり、在日韓国人のみの学校としていたが、経営難に陥ったため、2004年からは日本人も受け入れるようになったということになります。
小牧監督のおっしゃる通り、まさに「なんていう理由だ」ですね。
以前から校歌を変更しようとしていた
実は以前から、学校内部でも校歌を変更しようと動いていたという情報があります。
「じつは2021年の選抜で甲子園に初出場したとき、変える一歩前のところまで行ったんです。もう、新しい歌もつくって、既成事実をつくってしまえば大丈夫だろう、と。でも、ダメでしたね。いろいろあるっス」
引用:Number web
こちらは11年前に京都国際高校に赴任され、生徒募集の担当をされている岩淵雄太さんのインタビューです。
京都国際はトリリンガル教育(3つの語学教育)をうたってるんやから、今風にね、韓国語と英語と日本語を混ぜてつくるとか。その方が今のどきの世代の子には合うんじゃないかって提案してるんですけど、もみ消され続けてるので。もう学校とは関わりません。僕は正直、学校は嫌いなんで。
引用:Number web
こちらは小牧憲継監督のインタビュー回答です。
このように学校内部では、
ということでした。
現在は多くの日本人も入校されていることですし、そこまで経営難とは考えにくいような気がするのですが、他に何か理由があるのでしょうか?
それ以上の理由については情報はありませんでした。
岩淵雄太さんがインタビューで「いろいろあるっス」と言っているのが、闇を感じますね。。
京都国際高校の校歌が変更される可能性は?
結論から言いますと、
その理由は以下2つ。
- 経営難の改善
- メディアや世間からの誹謗中傷対策
①経営難の改善
前述の通り、京都国際高校は、在日韓国人のみの学校としていたことで、経営難に陥っていたため校歌が変更できなかったと説明しました。
京都国際高校は現在すでに多くの日本人が入校していること、また野球強豪校として高校の知名度をさらに上げているため、野球をするために入校する生徒が今後も増えていくのではと考えます。
そのため、原因である「経営難」というのは改善され、校歌を変更することができるのではないでしょうか。
それとも国際交流が多いということもあり、学校側の経費の支出が多いのでしょうか?
②メディアや世間からの誹謗中傷対策
また、これだけメディアで京都国際高校の校歌について話題となってしまったため、今後ももしかしたらメディアで校歌が流れるたびに世間からは色々と声が上がることは否めません。
実際今回の甲子園で校歌が流れたことにより、SNSでは民族差別の悪質な投稿があったとのことで、京都府知事より削除をするよう指示があったとの記事も上がっていました。
京都国際高校の選手たちは、日々の努力を積み重ねて甲子園優勝という快挙を成し遂げたのにも関わらず、このような出来事が起こってしまうことは大変悲しいですよね。
このようなことを今後発生させないためにも、学校側は生徒を守るために校歌を変更する可能性が十分にあるのではないかと考えます。
ちなみに校歌を変更するとなったら、いくらかかるのでしょうか?
校歌の制作費はいくらかかる?
こちらは校歌の制作費にかかる一例です。
全ての学校がというわけではなく、あくまで一例ですが、やはり著名人やプロの音楽家に依頼するとなると100万を超えてくるようですね。
教職員や公募での制作になると、費用はかなり抑えられるようです。
しかし公募は費用を抑えられる反面、レコーディングや公募の選考基準の検討や他にも学校側で対応することが多く、かなり手間がかかるのも事実です。
もしかしたら学校側が校歌を変更すること渋ってきたのも、こういった手間が腰を重くさせたのかもしれませんね。
私も今すぐにやらなくてもいいことは、なかなか腰が上がらず後回しにしがちなので、このような気持ちは非常にわかる気はしますが。。
京都国際高校の校歌【歌詞全文】
こちらが話題となっている、京都国際高校の校歌の歌詞全文です。
韓国語の校歌全文
동해 바다 건너서
야마도 땅은
거룩한 우리 조상
옛적 꿈자리
아침 저녁 몸과 덕
닦는 우리의
정다운 보금자리
한국의 학원
こちらは翻訳した全文となります。
和訳した校歌全文
東の海を渡りし
大和の地は
偉大な祖先
古の夢の場所
朝な夕なに
体と徳を磨く
我らのふるさと
韓日の学び舎
こちらは実際に甲子園で勝利するたびに、テロップとして流れた和訳となります。
まとめ
今回は京都国際高校が校歌を変更する可能性について解説させていただきました。
小牧憲継監督も、今どきの世代の子に合うような校歌に変更するよう提案をされていたことですし、これを機に多言語を取り入れた校歌に変更しても、いい意味で話題になっていいかもしれませんよね。
また、1人1人がSNSで行う自身の発言がデジタルタトゥーなるんだという認識を持って、差別的な発言が少しでも減る世の中になることを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。