2024年9月26日、静岡県の味噌製造会社の一家4人が殺害された、通称【袴田事件】の犯人として死刑判決を受けていた袴田厳(はかまたいわお)さんが逆転の無罪判決を言い渡されました。
恥ずかしながら私もあまりこの事件のことを詳しく知らなかったので、色々と調査をしてみたところ、
この事件の被害者一家の唯一の生き残りである長女の橋本昌子さんが、10年前に亡くなられていました。
その亡くなられた日が、なんと袴田巌さんの再審が開始され、釈放された翌日だったとのこと。
あまりにもタイミングがピッタリというか、、当然「なぜ亡くなった?」となりますよね。
- 被害者一家の長女(橋本昌子)の死因は?
- ヤクザ絡みの他殺と言われるのはなぜ?
それでは一緒に見ていきましょう!
【袴田事件】事件概要
- 1966年6月30日午前2時、静岡県清水市(現静岡市清水区)の味噌製造会社専務宅が全焼するという火事が発生
- 焼け跡からは、専務(41)、妻(38)、次女(17)、長男(14)の4人が刃物でめった刺しにされた死体が発見
- 警察は、味噌工場の従業員であり元プロボクサーであった袴田巌さんを犯人であると決めつけ、同年8月18日に逮捕
- 袴田巌さんは逮捕当初否認をしていたが、警察や検察からの連日連夜の厳しい取調べにより、勾留期間の満了する直前の同年9月6日に自白。
- その後公判において一貫して否認し続けるも、1980年11月19日に袴田巌さんの死刑確定(事件発生から14年後)
- 2014年3月27日に再審開始と死刑及び拘置の執行を停止。即日釈放される
- 2018年6月、東京高裁は、再審開始決定のみを取消
- 2023年3月、再審開始が確定
- 2024年9月26日、袴田巌さんに再審無罪判決が言い渡される
かなり簡潔にまとめた概要となりますが、再審無罪判決が言い渡されるまで、実に58年もの月日が流れています。
58年もの間、無罪を主張し続ける袴田巌さんの心境を考えると、とても言葉では言い表せません。。とても辛く苦しい道のりだったことは言うまでもないと思います。
そしてこの事件の被害者家族の中で唯一の生き残りである長女の橋本昌子さん。
彼女は事件前、自身の交際相手のことで両親と喧嘩していて別居中だったそうです。
しかしその日はたまたま実家に帰省したのですが、別棟の祖父母の家で寝ていたため被害を免れたとのこと。
両親と喧嘩中だったとはいえ、一夜にして家族を一気に失ってしまう橋本昌子さんの心境は計り知れませんね。。
【袴田事件】長女(橋本昌子)の死因は?
被害者家族の長女である橋本昌子さんは、事件が現場跡地の住宅で暮らしていましたが、10年前の2014年3月28日、自宅で亡くなっているのが発見されています。
年齢は67歳。
実は長女の橋本昌子さんの亡くなった日の2014年3月28日が、袴田巌さんの釈放された翌日だったことがわかっています。
このタイミングで亡くなることが「あまりにも不自然だ」とネットでは様々な憶測が飛び交い、
一体なぜそんな憶測が飛び交ったのでしょうか?
自殺説やヤクザ絡みで他殺の可能性?
橋本昌子さんの亡くなるタイミングが不自然すぎて、SNSでは様々な憶測の声が飛び交っていました。
- 袴田さんが釈放された翌日に亡くなるのはタイミング的に自殺では?
- 長女と関係のある裏社会の人間による口封じで他殺?
上記のような意見が1番多く見受けられました。
橋本昌子さんが自殺だった場合、袴田さんが釈放されたことで何か都合の悪いことがあったということなのでしょうか?
また、当時橋本昌子さんが交際していた男性が味噌製造会社の従業員の1人で、ヤクザ関係の人物だったと言われています。
事件の真犯人がそのヤクザ関係の人物で、真相を知る橋本昌子さんが口封じで他殺されたのでは?という噂もあるようです。
しかしこれらはネット上での噂にしかすぎません。
橋本昌子さんの息子さんは下記のように語っています。
10年前に亡くなった母は、袴田さんに死刑判決が言い渡されたことしか知らず、その後の審理の状況についても何も知ることなく他界しました。
こちらが真実であるならば、橋本昌子さんが袴田巌さんが再審開始になったことも知らず、釈放された次の日に亡くなったことは単なる偶然であると言えます。
そもそも橋本昌子さんは、事件後に重度の鬱病を患って精神科病院に入院していた時期があり、
テレビを見ず携帯電話も持たない生活を送っていたため、裁判などの動向もほぼ知らなかった可能性が高いです。
亡くなる直前は体調も崩しており、精神的にも不安定だったそうです。。
まとめ
本記事では以下について調査させていただきました。
- 被害者一家の長女(橋本昌子)さんの死因は「病死」
- 「自殺説」や「他殺説」があるが、あくまでもネット上での噂
事件で家族4人を一気に亡くした悲しみは計り知れません。
冤罪を被った袴田巌さんや被害者の家族の橋本昌子さんら遺族のためにも、本当の真犯人が捕まることを願うしかありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。