2019年11月に滋賀県草津市立の小学校のグラウンド内で、当時小学6年生だった男性2人が80代の女性ぶつかって怪我を負わせたとして、男性2人と市に約725万円の損害賠償を求めた訴訟。
こちらの判決内容が世間で大変話題となっています。
- 事故があった小学校のグラウンドはどこ?
- そもそも事故があった時間帯は地域への開放時間帯内だったのか?
- 判決に対してのSNSの声
それでは調査していきます!
草津市立の小学校グラウンドで小学6年生の男子2人と80代女性が接触
事故概要
- 2019年11月、滋賀県草津市立の小学校のグラウンド内で、当時小学6年生だった男性2人が80代の女性にぶつかる
- 女性は転倒して太ももの骨を折るけが
- 女性はグラウンドゴルフ愛好会での活動に参加するために小学校へ来ていた
- 女性は当時小学6年生だった男性2人と市に約725万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした
判決内容
2024年7月25日の判決結果は下記のとおり。
こちらは毎日新聞の記事の一部です。
判決で池田裁判長は「周囲に対する通常の注意を払っていれば女性の接近を認識するのは容易」と児童らの不法行為責任を認定した。一方、女性がグラウンドの中央を歩いていたことなどから認定した賠償額の6割を過失相殺した。また、教員や校長らは女性の進路など当時の状況を把握していなかったことから過失は認められないとして、市への請求は棄却した。
ぶつかった場所がグラウンドの中央ということもあり、小学生2人に完全に過失があるとは言えないとのこと。
そのため、過失相殺として725万円の賠償請求額のうち、6割の約88万円の賠償額となりました。
この判決に世間では納得できない人も多いのか、様々な意見が上がっています。
草津市立の小学校グラウンドはどこ?
草津市公式HPで小学校のグラウンド開放をしている学校の記載がありました。
草津市内の小学校は全部で14校。
そのうち上記2校は地域へグラウンドを開放していないため、残った12校のうちのどこかということになりますね。
こちらが草津市内の12の小学校です。
- 志津小学校
- 志津南小学校
- 草津小学校
- 草津第二小学校
- 矢倉小学校
- 老上小学校
- 老上西小学校
- 玉川小学校
- 山田小学校
- 笠縫小学校
- 笠縫東小学校
- 常盤小学校
このどこかの小学校のグラウンドで事故が起きたのかもしれません。
ただ、事故があった5年前の時点で該当の小学校がグラウンド開放を継続しているかは不明であり、もしかしたらこの事故をきっかけに開放をしていないとも考えられます。
そう考えたら、「渋川小学校」と「南笠東小学校」の可能性もある、と言えますね。
事故発生の時間帯は地域への開放時間前だった?
そもそも事故が発生した時間帯はいつだったのでしょうか?
ちなみに草津市ではスポーツ振興を目的として、地域の方々へ積極的にグラウンドを開放しています。
小学生が午後5時30分までグラウンドにいることがあるのかな?
また、こちらは毎日新聞の記事の一部です。
判決によると、2019年11月、グラウンドで集団下校の指導を受けていた当時小学6年の児童だった男性2人が追いかけっこをしていた際、下校後にグラウンドゴルフ愛好会での活動に参加するために来ていた女性とぶつかり、女性は転倒して太ももの骨を折るけがをした。
当時小学6年生の男性2人は「グラウンドで集団下校の指導を受けていた」とあります。
対して80代の女性は「下校後にグラウンドゴルフ愛好会での活動に参加するために来ていた」。
つまり、
このことから、SNSでは疑問や批判の声が多く見られました。
SNSの声
ここからはSNSの声をまとめていきます。
- 治療費の請求ならわかるが、損害賠償はやりすぎ
- グラウンドゴルフができるほどの高齢者が残りの元気な時間を奪われたのに、泣き寝入りはかわいそう
- 施設管理者(学校・市)に責任を問われないのは疑問
- 日本の裁判官の考え方自体、そもそも常識が欠如している
まとめるとこのような意見が見受けられました。
気がかりなのは賠償を命じられた当時小学6年生の男子2人の将来ですよね。
5年前の出来事のため、現在は高校2年生だと思われます。
この事故から5年間、どのような思いで過ごしてきたのか。
また、今後の学校全体の施設開放について、非常に考えさせられる出来事でした。
市民の方々が安心して学校施設を使用できる環境づくりが必要ですね。